交通事故における車両損害(物損)とは?
車両損害(物損に入ります)とは、車両に損傷を受けたことから発生した損害を言います。 修理費、買替差額、評価損、代車使用料、物損に関する慰謝料等が挙げられます。 修理費については、修理が可能であり、ま...続きを読む新車で交通事故に遭った場合、買替えが認められるか?
原則として、買い替えが認められるためには、修理が不能であることが必要です。 修理が不能である場合とは、裁判例によると、車両が物理的又は経済的に修理不能と認められる状態になったとき、あるいは買替えする...続きを読む交通事故における評価損について
評価損とは、事故前の車両価格と、事故後の車両価格の差額をいいます。 被害車両の修理をしても外観や機能に欠陥がある場合や、事故歴によって価値が下がった場合に、評価損が発生していることになります。 評...続きを読む交通事故における代車について
代車を使用する必要性がある場合には、相当な期間について代車使用料が認められます。 代車を使用する必要性がある場合についてですが、被害車両が、営業車など仕事で使用していた場合には、代車は必要ですので、...続きを読むパトカーによる交通事故の被害を受けた場合の損害賠償責任
警察官などの公務員が、その職務に関して他人に損害を与えた場合は、国家賠償法が適用になります。 国家賠償法第1条1項では、「国または公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意ま...続きを読む道路の瑕疵によって交通事故が起きた場合の損害賠償責任
道路の管理を国や地方公共団体が行っている場合、その管理の不備によって他人に損害が生じた場合は、国家賠償法が適用になります。 国家賠償法第2条1項では、「道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕...続きを読む交通事故の慰謝料額の計算方法について
56歳の父が自動車を運転中、対向車が突然蛇行し始め、父の車に衝突してきたそうです。相手はそのまま逃走し、証拠隠滅を図ったようですが逮捕されました。 居眠り運転だったようです。父は腹部を強く打ち、小腸...続きを読む友人が同乗中に起こした交通事故の損害賠償責任(自分と加害者)
この場合、友人を乗せていた運転者(私)と、加害車両の運転者の共同の行為によって被害者に損害が発生したと言えるので、民法第719条の共同不法行為責任が発生することになります。 同条では、数人が共同の不...続きを読む会社の従業員が業務中に従業員の不注意により交通事故を起こし、歩行者に怪我をさせてしまった場合で、従業員が任意保険に加入していなかったため、会社が被害者に全額の損害賠償をした場合、会社は従業員に対して、被害者に支払った損害賠償額の支払いを請求することはできますか?
従業員が会社の自動車で、業務中に交通事故を起こした場合、雇い主である会社には、使用者責任(民法715条)が発生すると考えられます。 また、会社には、自動車損害賠償保障法第3条の運行供用者責任も発生し...続きを読む交通事故により被害者が受傷した場合に、加害者に請求できる損害賠償の項目には何がありますか?
交通事故により被害者が受傷した場合の損害賠償の項目は、大まかに分けると、積極損害、消極損害、慰謝料となります。 ①積極損害 積極損害とは、交通事故により、被害者が実際に支払い、あるいは支払わなくて...続きを読む